オフステージの音に本気になれるアンプ

あなたがギターの音についてどれほどの時間を費やし、悪戦苦闘しているのか考えてみて下さい。ライブステージにおいて完璧に自分を表現できる環境を作るまでに、何時間にも及ぶ調整とサウンドチェックを繰り返していることでしょう。しかし、家で満足のいく音質で演奏出来ている人はほとんどいません。THRはステージ以外の場所、つまりオフステージでの演奏のために開発されました。「ステージで掻き鳴らすあの音を、いつでも、どこでも簡単に手に入れたい」そんなギタリストの欲求に応える全く新しいコンセプト「第3のアンプ」なのです。

既存のアンプは、ステージ用としては確かに優れているかもしれません。しかし、それ以外の場所ではどうでしょう。自宅での演奏と、ステージ上での演奏は本来全く異なるにも関わらず、殆どの小型アンプはステージ用の大型アンプをただ小さくしただけのものであり、ご自宅での演奏に本来必要な音色・機能を十分に持ちあわせているとは言いがたいのが現状です。
そのソリューションとして生み出されたのがこのTHRなのです。ヤマハのVCM(Virtual Circuitry Modeling)技術による新次元のアンプモデリングによって完璧に再現された真空管アンプのレスポンスや弾き心地、思わず時間を忘れて弾いてしまうリアルなリバーブやエフェクト。そして他のギターアンプにはないヤマハのオーディオテクノロジーによる本物のハイファイ・ステレオ・オーディオサウンド。すべての機能がオフステージでの演奏に必要なものを満たすものです。

ライブ直前のバックステージでのウォーミングアップで、ツアー先のホテルでバンドメンバーとの打合せで、もしくは気の合う仲間と囲むキャンプファイヤーでの気軽なジャムセッションで。THRにはオフステージでの演奏の為に求められる必要な全てが詰まっています。


VCMテクノロジーが可能にしたリアルサウンド

究極のアンプサウンドを追い求めているギタリスト達からなるチームによって開発されたTHRは、あなたの求めるサウンド、あなたの必要とするフィーリングを叶えます。プリアンプからスピーカーエンクロージャーにいたるまですべての部分が、そのコンパクトなサイズから想像される以上の演奏体験を提供したい一念で設計されています。ヤマハの誇るVCM(Virtual Circuitry Modeling)技術により、フルドライブされたチューブアンプの音を出すためにスタジアムに響き渡るような音量は必要ではなくなりました。VCMによってTHRの各コントロールつまみが本物のチューブアンプのような反応と動作を驚くほど忠実に再現します。マスターボリュームを上げると単に音量が上がるだけでなく、ゲイン・トーン・コンプレッション感が瞬時に変化します。モジュレーション系のエフェクトはVCMによりヴィンテージな音色を、リバーブやディレイはヤマハハイエンドミキサーから継承した高音質を実現し、一晩中ずっとギターを弾きたくなるサウンドメイクの様々なレシピを味わえることでしょう。

ご自宅はもちろんステージ控室、旅行先等、どこにも手軽に持ち運べるコンパクトなサイズに、リアルなギターサウンド、優れたエフェクト、ハイファイなステレオサウンドを搭載したTHR5。「小さなアンプから出る音は質が良くない」、という常識を覆す革新的なアンプです。そして、THR5はVersion2へとアップグレード。スピーカーシミュレーションの改良により、さらに立体的で迫力のあるチューブサウンドを実現しました。また、クリーンチャンネルではアンプ設定を改良し、より明快なトーンとなりました。


＜主な特徴＞
チューブアンプの持つレスポンス、優れたエフェクト、ハイファイなステレオサウンドをコンパクトなボディに搭載。5種類の新開発VCMアンプタイプとヤマハハイエンドミキサー譲りのエフェクトによるリアルなギターサウンドと、ヤマハの誇るハイファイオーディオサウンドをこの一台で再生します。USBインターフェイス機能、バッテリー駆動、チューナーなどオフステージでの演奏に必要なすべてが詰まった全く新しいアンプです。


「THR10」「THR5」がV.2にアップデート
スピーカーシミュレーションを改良し、さらに立体的で迫力のあるチューブサウンドを実現。よりクリーンに、より歪むトーンがギタリストの想像力を刺激します。 すでに「THR10」「THR5」をお持ちの方も簡単にV.2にアップデートできます。

VCM AMP MODELS
ギタリストのサウンドメイクに必要十分なクリーンからハイゲインまでの5種類のアンプタイプを搭載。
CLEAN／CRUNCH／LEAD／BRIT HI／MODERN

VCM EFFECTS
THRに搭載されているエフェクトの大半は、ヤマハ独自の「VCM(Virtual Circuitry Modeling)」技術を駆使したエフェクトが採用されています。 「VCM」はヤマハのプロフェッショナルミキサーで培われた技術を基にしており、VCMエフェクトは他に類を見ないリアルで高品質なエフェクトです。

VCM (Virtual Circuitry Modeling) テクノロジー
VCMテクノロジーは、往年のコンプレッサー、イコライザー、テープデッキ、フェーザーやディストーションのサウンドを再現する、音楽的なモデリング技術です。VCMでは、アナログ回路の設計意図を深く理解し、アナログ素子レベルの特性までを入念に解析した精密な結果を基本にして音楽的なエッセンスを加えるという点で、一般的にビンテージサウンドを再現する手法として用いられるモデリング技術とは一線を画しています。

ヤマハ"Hi-Fi"オーディオテクノロジー
THRが既存のギターアンプと大きく異なる点は、そのオーディオサウンドのクオリティにあります。THRのスピーカーとエンクロージャーは、オーディオ分野において世界トップレベルの技術を有するAV開発チームとの共同設計により生まれました。ギターアンプでありながら、オーディオ再生においても低音域から高音域まで音源の持つニュアンスを忠実に再生。ギターとオーディオを同時に高音質で、且つあたかもオーディオソースにギターがミックスされているかのような一体感を実現しながら出力するという、既存の練習用アンプにはない新たな価値を提案します。

エクステンデッドステレオ*
ステレオ出力に圧倒的な広がり感を生み出す新技術［エクステンデッドステレオ］を搭載。コンパクトなボディサイズからは想像できないワイドなステレオ感のあるサウンドを再生します。 * AUX, USB のステレオ入力およびDLY/REV またはHALL エフェクト使用時に有効。

THR Session
THR用iOSアプリ「THR Session」。音質を損なうことなく、曲のテンポやピッチ調整、曲中の一部分の連続再生機能を使ったギターパート練習も可能です。また、ギターパートキャンセル機能により、原曲に登場する憧れのバンドとのセッションプレイも楽しめます。「THRシリーズ」と一緒にお使いいただくことで、未知なる経験があなたのギター練習スタイルを革新的に変えるはずです。

場所を選ばないバッテリー駆動対応
付属のACアダプターだけでなく、単三電池によるバッテリー駆動にも対応。屋外など電源のない場所での使用が可能です。

Steinberg社製DAWソフトウェア「Cubase AI」をバンドル
世界的に幅広く支持を得ているDAWソフトウェア「Cubase AI（ダウンロード版）」を付属。コンピューターでの本格的録音・編集が可能です。
※ソフトウェアをインストールする前に、お持ちのパソコンの動作環境をご確認下さい。

THRの音作りをPC上で
より細かな音作りを実現するためのTHR Editorをダウンロードにて提供。THR Editorではコンプレッサーやノイズゲートのエディットや、アンプモデリングのスピーカーキャビネットの選択も可能です。作成した音色データの保存、インポート、エクスポート可能なライブラリアン機能も兼ね備えています。

USBインターフェイス機能
パソコンとの接続を可能にするUSBインターフェイス機能を搭載。　ギターの音の録音やPCの音源の再生が可能です。また、AUX端子にはスマートフォン等の携帯音楽プレーヤーを接続して再生することができ、ケーブル一本で極上のオーディオサウンドが手に入ります。
※本製品のUSBは、USB2.0仕様です。USB1.1では、動作しません。USB3.0では、インテル社製チップセット内蔵のUSBホストコントローラーにて動作確認済みです（これ以外の環境では動作保証外です）。

タップテンポ機能／クロマチックオートチューナー
スイッチを押すタイミングでディレイ音のテンポ（ディレイタイム）を設定できるタップテンポ機能を搭載。また、視覚性・機能性に優れたクロマチックオートチューナーを内蔵。

バーチャル・チューブ・イルミネーション
音だけでなくデザイン面においても徹底的にこだわりました。特に、真空管アンプを思わせるオレンジのイルミネーションは、本物志向のギタリストも納得のこだわりポイントです。