OverTone labs : tune bot studio
<主な特徴>
今まで自分自信の耳と感覚で行ってきたドラムチューニング。この「tune-bot」を使う事により、ピッチをHz表記で確認ができ、音程も表示する事ができるので、「目で確認できる!」という強みと安心感があります。ドラムだけではなく、ティンパニ等の数々の打楽器に使用できる画期的な商品です。
<使用法/機能紹介>
まずは楽器のフープ部分(ダイキャストフープ&プレスフープどちらも設置可能)にセット!
【モードについて】
・アブソリュートモード:アブソリュートモードは、チューニング音をHzと音階で表記します。
・ディファレンスモード:各ラグの音程を合わすのに便利です。1つの音を基準に同じ音に合わせていくモードです。基準音は画面右下(14)に表記され、基準音と他の音の差は針(13,16)で表記されます。
※ディファレンスモードでは、基準になる音の上下20%範囲以外は表示されません。
・フィルターモード:チューニングしたい音を+/-20%の誤差の範囲内で確認できます。フィルターを通した音はディスプレイの下側(14)で確認できます。フィルターモードでは、チューニングの邪魔になる高音と低音を拾うのを防ぎます。
【用語】
※ラグピッチ:ラグ付近のヘッドの音。各ラグによってピッチは違います。
※マッチングラグ:各ラグピッチを同じ音に近づける作業
<マッチングラグの方法(ディファレンスモード)>
基準になるラグから2~3cm内側を軽く叩いて音を測ります(8)。三角△ボタン(7)を押すと画面右下に測った音(基準になる音)が表示されます。他のラグを測り基準にした音に近づくようにします。もし、+(プラス)になるようであれば、ボルトをゆるめます。-(マイナス)の場合はボルトを締めます。同じ要領で全てのラグを基準の音の+/-2Hz以内にあわせていきます。
<ドラム全体の音を測る場合>
ミュートをせず、ヘッドの中央を叩きます。Hzと音程で画面に表示されます。
※この時ディファレンスモードにしていると音程は表示されません。ディファレンスモードは基準にした音との差を表示するモードです。今叩いているドラムの音程を表示するモードではないので、ご注意下さい。
<セーブスロットについて>
セーブ(記録)が出来るスロットでドラムのチューニングを記録、同じチューニングを簡単に再現できます。5台分のドラムキット(2)に10台のドラム(3)が割り当てられています。さらに各ドラムに“TOP” “BOT” “FUND”(4)が割り当てられており、合計150種類のチューニングをスロットにセーブすることが可能です。
<フィルターモード>
もし、表示される音が不安定な場合は、フィルターモードを試してみて下さい。フィルターモードは不安定な音を取り除きます。フィルターモードにするには、ラグの音を測り次にFILTボタン(6)を押します。
※この時の基準になる音は画面右下に表示されます(14)。
フィルターモードで、ドラムやヘッドを替える場合は、チューニングする毎に基準になる音を変えなければいけません。チューニング自体を変える場合も同様です。
<ハイレンジモード>
400Hz以上の音をチューニングする場合(スネアに多いですが)、ハイレンジモードを使って下さい。450Hzまで計測可能になります。
ハイレンジモードはFILTボタンを押し続け、LEDが点滅するのを確認し、HI-RANGEが画面の一番下に表記されればハイレンジモードです。400Hz以下でのチューニング時のハイレンジモードはおすすめしません。
<仕様>
レンジ |
30-400Hz、1C-4G# |
ハイレンジモード時 |
30-450Hz、1C-4A |
正弦波解析 |
+/-0.5Hz |
応答時間 |
750mSec |
重量 |
72g(電池含まず) |
付属品 |
専用ケース、テスト用単4電池×2本 |
※画像はメーカーサイトのサンプル画像です。